経営理念の必要・不要をどう判断すればいいのか

経営理念を知る

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及川 宗峰

及川 宗峰

【シンプル化戦略コンサルタント】経営者の相棒として20代の頃から365日経営現場へ。経営者の時間をつくるため、戦略を凝縮してシンプル化するのが得意技。自社独自の世界観を込めたワンフレーズにする「あいことば(R)」を開発。経営者だけでなく、幹部・管理職も「1秒で判断」し、社員・スタッフが自ら考え育つ「考える組織をつくる1秒マネジメント」として提供。専門はシンプル化戦略。

経営理念は、必要なのでしょうか?それとも、不要なのでしょうか?

また、必要だとすれば、それどうして?不要だとすれば、それは、どうしてでしょうか?

業績が好調の社長さんなど、「経営理念の話をきいてさ」と、お話をきいていると、利益、売上、業績にどう結びつくかが分からない。

ということで、「いらない」「きれいごと(嘘)」と言われているのを、7年も前から、よく耳にしてきました。

組織の長としてではなく、個人の単位では、そうかもしれないなと思います。

ただ、経営理念に限らず、目的意識が明確ではない社長さんが、そういう事というのが多く、また、傾向として、社員さんは離れるか、生活(お金)のために、働いているのがほとんどでした。

※個人的に何か目的や目標がある場合を除いて

そこから、いわゆるモチベーション。「社員の意識・やりがい」という観点から、ものごとを考えると・・・経営理念は組織としての目的。組織が存在する理由となりますので「この船がどこにいくのか?」を示すものともいえます。

その目的(大きな意味で、どこに行こうとしているか)がなければ、特に若い世代や、使命感の強い社員などは、「自分が、何でいるか分からない」「自分ではなくても、いいだろう」と、見切りをつけてしまいます。

今回は、短い動画です。

どんなタイミングで、特に重要になると思われますか?

今からというか。仕事をはじめる、会社つくるって人には、必要だと思う。

話しているうちに、方向性が明確になってくるから・・・(その点でも、いいと思う。)

必要だとすれば、実際、いつ必要なのか?

まず、この動画でのご意見をふまえますと、「会社をつくるときに、方向性を明確にすること」が重要。と、言われています。

私も、そう思いますし、その点では、方向性が明確になっていれば、「経営理念をつくる」過程を経ていなくても、いいのかもしれません。

そして撮影後の話ですが・・・帰り際に、3年後とか、人が増えてきて、「伝わりづらいな」という段階では、特に必要かもしれないね。とも、言われてました。

そして、これは個人的な見解です。

自分としては、目的(何のために)が、明確にあった方がスッキリする人間なので、はじめからある方が、スッキリします。

ただ、理想を掲げるところから入り、そこに縛られると、逆に働くと思うので、やはり、具体的な実現の筋道を、合わせて示したものになっている必要があるのではないかとも、思います。

 

ですから「経営理念の有無」とか「いる・いらない」とかよりも、まず、トップ(というか人間)として個人的に、ゴール(の方向)が、文字として必要かどうか。ここからの話でないかと、思うのです。

そして、それがどちらでも、まず、そこの段階での自分の判断として、いいのではないかと思います。

もう1つ大切なことは、お金やモノと切り離さないことだと思います。

なぜか「理念を掲げる=私が仕事をするのは、お金のためではないと宣言すること」と、カン違いしている方が結構います。

私はそうではないと思います。

それはなぜかというと・・・お金をいただくということは、お役に立つということですよね。

お役に立つために会社があり・・・。
「では、どんなお役にたっていくか?」を宣言しているのが、理念ではないかと思うからです。

もう1つ別の観点から・・・事業のステージとして、経営理念が必要な段階は、成熟期に入ってからと言われます。

やはり、バラバラになっている組織を統率していくためですが、統率することが目的ではなくて、また、成長をつくりだすため、その体制づくりとして、統率が必要になってくるのです。

同じ目的を「ことば」として共有することで、はじめて一丸となれます。
共有されていないものを、同じように、目指すことはできませんからね。

やっぱり、思いは、「ことば」という形になっていないと、伝えるのは難しいですよね。

倫理観であったり、お客様目線であったり、基本的なことが込められているにしても、「誰かの当たり前」とするか「会社での(みんなの)当たり前」とするかは、大きく違ってきます。

伝えるのが難しいものを、日常的な習慣にしろと言われても、「そりゃあ、ムリな話だ」って、誰でも感じるのではないでしょうか。

 

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