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  • 『あいことば』とは?

「あいことば」は、何なのか?そして、何のためにあるか、ご説明します。

「あいことば」をカンタンにいえば、「会社のゴールを、誰もがわかり、ひとことで語れるようにするツール」です。

例えば、子どもの頃、友達と遊んでいるときに、自分たちだけが分かる、何かの「あいことば」を作ったことはありませんか?

大人になっても、何か楽しい体験を共有したときに、そのときのことを「あいことば」で話したり、するかもしれませんね。

まず、分かりやすく言ってしまえば、イメージとしては、そういうものです。

シンプルな「あいことば」に、込められるもの

「あいことば」には、会社の存在する理由、会社の使命、大切なお客様(顧客は誰か)、自分たちが提供する価値、これからの将来像など、会社にとって、非常に重要なことが、込められます。

最終的には「シンプルな、ワンフレーズに、なっているのに」です。

理由を説明しますと、同時に提供している「あいことば」の成り立ちというのがあります。
(A4用紙で背景を説明しています)

そこには、「どうして、この『あいことば』なのか?」。その理由が、こと細かに書いています。

それは創業経営者の想いであったり、会社の歴史であったり、後継者の価値観であったり、地域や世の中にとっての会社の役割であったり、お客様の将来像であったり、従業員の方々の仕事のほんとうの意味だったりします。

その会社、その経営者にとって「最も伝えたい、重要なこと」が、書いてあるのです。

そしてそこにも、「どうして、そうなのか?」「何を目指し、どう行動すれば、お客様も、会社も、従業員も、よくなっていけるのか」が書いてあります。

大切なことは、普段、語られない、そして目にみえない「背景」なのです。

最終的に仕上がった、ワンフレーズのシンプルな『あいことば』には、この「背景」が集約されているのです。

この「背景」が言葉になったとき、自分が所属する会社の真の価値に気づきます。

自分たちがプロとして提供する価値、お客様にどんな将来をもたらすかの自覚、そこに、誇り・使命感が芽生え、顔つきまでも変わってきます。

背景があるからこそ、たった数文字しかない『あいことば』をみただけで、「今までのことが一気に流れていった」と、経営者のみなさんが語るのです。

背景があるからこそ、『あいことば』を目にした従業員の皆さんは、自分たちのものとして「自分たちの仕事のゴール(お客様にもたらす将来像)」を語れるようになるのです。

どんなに立派な内容でも、伝わらなければ、全く意味がない。
組織全体に伝わって、行動レベルに活かされなければ意味がない。

現場上がりの人間だからかもしれませんが、私は本当に、そう思うのです。

具体的な背景が、要約文(ミッション・ステートメント)に

世界観・ゴールを「ひとこと」であらわす『あいことば』ですが、その下にある2行程度の文は、要約です。

パッと見た時、これは、「あいことば」が、どういうことなのか?を説明しています。

・・・が、それは、読み解く順番が違っています。

まず、背景があり、「この背景について、要約すると、どういう事か?」というものに、なっているのです。

つまり、A4用紙にビッシリと、まとめられた「具体的な背景」を要約して、2行にしているという事です。

最終的に、シンプルな『あいことば』が、すべてを物語る

A4用紙いっぱいの背景が、およそ2行の要約文が、さらに集約され、ひとことの『あいことば』となります。

呼び方は・・・もっとも近いのが『事業定義』だと思っていますが、経営理念としてお使いいただく場合もあります。

「ミッション」「ビジョン」としてでも、なんなら、「譲れぬポリシー」でも、「いちばん大切なこと」でも。

「その会社で、最も重要なことを、経営者が語れて、社員もカンタンに理解し、語れるなら、呼び方は何でもいい」と思います。

 

伝わらない・浸透しない・忘れられる・・・『いちばん大切なこと』

例えば、経営理念などをつくるのは、とても熱心な経営者さんだと、私は思っています。

(同時に、そういう方には、その姿勢に、敬意・好意も感じます)

ですが、「実経営においては、自己満足だけでは、意味がない」というのが、私の考え方です。

1つめは、よくみる経営理念が、長いし、分からないし、覚えられないし…。という場合があるからです。

2つめは、色んなことを学びますと、社員さんに言ったり、求めることが、難しくなってくるかと思います。

そこで、あらためて・・・「では、何のために学ぶか?」という事だと、思うのです。

ちょっと結果が、怖いですが・・・ためしに「大事なことを、社員が、語れるか」確認してみると、いいかもしれません。

※余談ですが、組織の重要事項は、幹部にする〇%しか理解されていないというデータもあります。

そういったことを踏まえますと、どんなに立派な内容でも、伝わらなければ、全く意味がない。

組織全体に伝わって、行動レベルに活かされなければ意味がない。

逆に言えば、経営者の支援をする立場の私は、常に「(経営者のメッセージが)伝わるように」、「(経営者や組織の皆さんに)行動してもらえるように」と、考えるしかないのです。

現場上がりの人間だからかもしれませんが、私は本当に、そう思うのです。

願わくば、何においても、実用性にも、こだわってほしい。他の誰でもなく、あなた自身のために。

3~5つの行動指針として、YES(すべきこと)と、NO(せざること)を記載

ここは、実際の行動レベルで、判断基準として役に立ちます。

おやくそく』や『おとりきめ』にも書いていますが、ばくぜんと今までの行動をして、今までの結果を出さないためには、新しい結果につながる、新しい行動の道すじを、きちんと提示してあげる必要があります。

クレド(Credo)の「主文」として、さらに落とし込む

飾り物にならないために、重要なことです。
『あいことば』は、クレド(価値観教育ツール)の主文(1ページ)にも入ります。

誰もがわかるほどのシンプルな形にした上で、さらにツールとして現場レベルに落とし込み、日常になじませるからこそ、うまく活用され、目にみえる変化がでるのです。

 

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及川 宗峰

及川 宗峰

【シンプル化戦略コンサルタント】経営者の相棒として20代の頃から365日経営現場へ。経営者の時間をつくるため、戦略を凝縮してシンプル化するのが得意技。自社独自の世界観を込めたワンフレーズにする「あいことば(R)」を開発。経営者だけでなく、幹部・管理職も「1秒で判断」し、社員・スタッフが自ら考え育つ「考える組織をつくる1秒マネジメント」として提供。専門はシンプル化戦略。